東洋文明史論について考えよう

東洋文明史論

わが国の東洋学の泰斗による中国文明史論。
華南・華北文化の歴史的変遷と特徴、人が人を食う悽絶なカニバリズムの風習、纏足・婚姻・葬式などの社会風俗、紙と印刷術の発明などに関する諸論を収録。
月空をゆく雁を見上げ、幼い兄弟が父を恋う曾我兄弟の物語は、鎌倉幕府成立の歴史とないまぜに敵討ちと兄弟愛を描いて、中世以来人びとに親しまれてきた。
そのもっとも古い姿をのこす真名本を翻刻し、詳注を付す。
第2巻は、巻六から巻十まで。
解説を付す。
江戸中期、大坂の医師寺島良安が中国・明の王圻(おうき)の『三才図会』にならって編んだ、わが国初の図入り百科事典の口語訳。
天文、地理から動植物、人事まで、類書を博引傍証して解説する。
第10巻は、巻六十六から巻六十八まで、地誌部つづき。
神農氏の時代から漢代末にいたる、古代社会の人びとのいとなみと国家の政策。
農業施策や貨幣経済の変遷、地名地理の変貌、諸国のお国ぶり、風俗風習、治水潅漑のさまなどをいきいきと描く。
『日本書紀』につづく勅撰史書。
文武元年(697)から延暦10年(791)のほぼ100年間、律令の整備、平城遷都から長岡京、平安遷都にいたる“万葉人の時代”の躍動と苦悩を伝える記録。
第2巻は、巻十一から巻二十、天平3年(731)から天平宝字2年(758)まで。
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