[コミック雑誌版]新選組凄春記第9話
“幕末、夜明け前の若者をかき立てた夢の数々と翻弄された若い命―…”――ある日のこと、近藤派の原田左之助と芹沢派の平山五郎の模範試合が行われた。
見えない左側を狙ったことで、平山に激昂された原田。
粛清! 新選組隊士の真相!! 芹沢鴨の右腕・平山五郎、彼の左眼喪失には意外な愛憎劇が…!? “妖怪の心に迫る! 河童時代劇シリーズ”――結婚を反対された男女が、心中を図り河童橋という高い橋から飛び降りた。
「かわいそうに…」必死の思いで人間たちを救うやさしい花子河童。
あれから十六年…カッパが跳梁するのは悪政の時代だとか。
花子河童がいま甦る理由もまた…? 河童の心を誰が知る!? “江戸北町奉行同心板見半蔵・かみそり半蔵の異名をもって天保の巨悪に牙をむく!”――うそ寒い芒ガ原に猟奇の風が吹く…。
ある晩、夜鷹と男がうら若き美女の屍体を発見した。
一見したところ外傷は下腹の傷のみ。
せめて未通女(むすめ)かどうかの区別がつけば…と屍体は半蔵の屋敷に運ばれた。
半蔵のド肝を抜いたある蘭方医の犯罪。
己が天職のためならば命も惜しまぬ医者魂! その至誠が半蔵の肺腑を抉った!!“連綿と続く石の血族…秘技を伝える馬淵と穴太。
二族が歩む修羅の道!!”――天正五年・日向(宮崎県)のとある村にやって来た右近。
その村の長は涙ながらに「生き地獄となり果てた村を救ってくだされ」と訴えた。
三年前に都落ちして来た僧たちをもてなしたところ、貝から碁石を作る方法を村人たちに教えてくれた。
だがそれがもたらす富ゆえ、人心は腐敗し、美しかった村や海は荒みきってしまったのだ。
碁は石に通ず。
そして、碁は人なり。
人の器なり――!“幕末、夜明け前の若者をかき立てた夢の数々と翻弄された若い命―…”――新選組筆頭局長・芹沢鴨。
狼藉の限りをつくす凶悪さで新選組の名を貶めてきたのだが、おとなしい人格者の一面、幼女と遊ぶ無邪気な一面をも持ち合わす…まるで一つの肉体に二つの魂でも宿っているかのように見えるのだが…。
なぜ人はそこまで凶暴になれるのか。
なぜ凶暴な人間に大義や優しさが宿るのか? 新選組隊士、人間性の真実!? 続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60008524