御用牙(22)
西町奉行・佐々木信濃を相手にまわし、牢屋敷の女囚たちを逃亡させた半蔵。
白房の狼と異名をとる佐々木はやはり一筋縄ではいかず、鳥もち加藤と呼ばれる凄腕の刺客を送り込む…!「鳥もち加藤」は逼迫した生活を支える半蔵の妻・於兎に狙いを定め、ご禁制の切支丹の着物を渡す。
あわてて燃やす於兎だが、時既に遅く加藤の計略に…。
そして遂に於兎は自害の道を選ぶ…!!千々岩、佐々木信濃。
相次ぐ大物の失踪に公儀は御庭番に探索を命じた。
対する半蔵は身を守るために非常の手を講ずるのだが…。
両親も自害し、瀕死の重傷を負った半蔵は、大阪東町奉行所を辞し江戸へ戻る道を選ぶ。
生死の境をさまよいながら江戸を目指す半蔵。
しかし道中に出会った音無し文次郎、あおいと名乗る二人組に命を助けられる。
死地を脱して江戸へ戻った半蔵に盗賊、火盗改め、はてはお庭番がからんで一大騒動が巻き起こる!!続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60008608